動物園のベテラン飼育員がトラに噛み殺される 来園客の目前で起きた惨事
動物園のトラが、いきなり飼育員の首に噛みついた。飼育員は重傷を負い、来園者の目の前で亡くなってしまった。
■飼育員の悲惨な死
傷を負い動かなくなった飼育員を救おうと関係者らも手を尽くしたが、飼育員はその場で死亡。なぜこのようなことが起きたのか、飼育員が囲いに入った経緯など、現在は当局が詳しく調べている段階だという。
動物園側は「飼育員が殺されたことは極めて遺憾ですし、ご遺族のご心痛をお察しいたします」とコメントしているが、「しかしトラの殺処分は考えていません」「トラからすれば、囲いに入ってくる人間は(飼育員であろうと)侵入者です」「トラは本能に従ったにすぎません」とも付け加えている。
■来園者と職員の心の傷
噛み殺された飼育員はベテランで、長く動物の飼育・世話に貢献していたという。
飼育員の悲惨な最期を目撃した来園者、その場にいた職員らもひどいショックを受けており、現在はカウンセリングを受けて立ち直りを目指している段階だという。来園者たちが楽しみにしていたはずの1日は、あまりにも恐ろしい思い出になってしまった。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)