クラウチングスタートは動物の真似? 理由と効果をチコちゃんが解説
『チコちゃんに叱られる』でクラウチングスタートについて紹介。ある動物を元にして開発された。
3日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ「クラウチングスタートって何」が注目を集めている。
陸上競技のスタートで一般的なクラウチングスタート。「何を元に作られたのか」「実際速くなるのか」をチコちゃんが教えてくれた。
■「カンガルーのマネ」
チコちゃんのテーマに対する回答は、「カンガルーのマネ」という。言われてみれば、カンガルーのようだがどうしてそうなったのだろうか。
カンガルーにヒントを得たクラウチングスタートが最初に考案されたのはオーストラリア出身のリチャード・クームズ。カンガルーは走り出す前に前傾姿勢を取り、低い姿勢で重心を前にかけている。
そして起き上がるように1歩目を出すことで初速からスピードを出すことができるようになっている。動物の中で最速と言われるチーターは4足歩行の動物で参考にならないため、2足歩行でスピードの早いカンガルーが参考にされたようだ。
■流行のきっかけは五輪
クラウチングスタートが開発された時代は、特にスタート法に関する規定がなく、各々が好きなようにスタート準備をしていたという。
スタンディングで構えていたり、棒を使用して腕の力も借りてスタートしていた。第1回アテネ五輪の際にトーマス・バーグ選手がクラウチングスタートをしたことで世界的に広がった。
番組では、本当にクラウチングスタートが速いのか検証したところ、スタンディングスタートに比べ、0.2秒以上速くなる結果となった。
■陸上競技の人気は…
しらべぇ編集部では全国の20代〜60代の男女1,343名を対象に調査を実施したところ、全体の43.3%が「陸上競技は好き」と回答している。
短距離、長距離、リレーをはじめ様々な種目がある陸上競技。来年に延期され、実施される予定の東京五輪に合わせて新しく観戦できる競技を増やすのもいいかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)
対象:全国20代~60代の男女1.343名(有効回答数)