「私は生ける屍」 26年間にわたり母親に軟禁された女性が窮状を告白
母親の命令に従い家にこもり、42歳になるまで耐えたある女性。彼女に転機をもたらしたのは、いったい何だったのか。
あまりにも勝手な愛情で子供を束縛し、青春時代を奪った母親。家をようやく出た娘は40代になっており、自分のことを「動物以下の生ける屍だ」と語っている。
■軟禁生活の始まり
ロシアで暮らす42歳の女性は、16歳頃までは比較的普通に暮らしていたとみられているが、その後は進学も就職も母親に禁じられた。理由は「あなたを危険な世間から守りたい」というもので、女性はそれを受け入れ、家にこもったまま暮らすようになった。
しかし女性の母親は、退職後に困窮。電気も水も使えなくなったが生活保護を拒否し、女性とふたりで劣悪な環境で暮らし続けた。
■悲惨な環境
女性らが暮らしていた家には猫やネズミが多く住みつき、そうした動物の死骸は片付けずに放置された。さらに女性は2006年から風呂に入れなかったが、それでも家から逃げようとはせず母親に寄り添い、夜は同じベッドで眠る生活を続けたという。
20代、さらには30代もそのまま過ごし、女性は42歳に。母親も高齢になり、あるとき突然体調を崩した。