過剰反応か正当防衛か 「万引き犯」に反撃した高齢の女性店主が起訴される
何度も被害を受け辟易していた店主が、自分と店を守ろうと決意。ついにはケガ人が出たため、逮捕されてしまった。
高齢のせいもあってか、何度も店を狙われ辟易していたある女性。ついには「もう容赦しない」と心に決め、反撃を試みた。
■警戒した高齢店主
米国・テネシー州ナッシュビルにある酒店を、高齢の女性店主が長いあいだ切り盛りしてきた。だが店主が高齢であることを知られていたのか、4年ほど前からこの店ではたびたび商品が盗まれるように。怖い思いをすることも多かったという店主は、徐々に危機感を募らせていった。
6月16日に店に入った男2人組も動きが怪しく、1人は店の奥で商品を物色。残る1人が店主に声をかけたが、店主は店内にしまってあった銃に慌てて手を伸ばし、もしもの場合に備えたという。
■発砲までの経緯
そのあいだにも、奥で酒を選んでいた男は酒の瓶を持ち店から出ようと試みた。
慌てて止めようとしたところ飛びかかられたため、きゃしゃで小柄な店主は自力での抵抗は不可能だと考えた。そこで店主は銃の使用を決意。一瞬のすきを狙い逃げようとした男を威嚇する目的で発砲したところ背中付近に銃弾が命中し、男はその後に病院に搬送された。