テレビを見たいのに甘えられて… 継父が妻の5歳連れ子を窓から投げ落とす
この男にとっては、妻の幼い連れ子の命よりテレビを見ることのほうが重要だったのか…。
幼い子供を連れての再婚にあたっては、慎重な判断と熟考が求められる。相手が子供のことも大切に感じてくれているかを、じっくりと観察しておかなければ、時にはこんな悲しい事件が起きてしまうからだ。
■男児が窓から投げ落とされる
ウクライナ・キエフ州のビーラ・ツェールクヴァ市で、アパート上階の窓から外に投げ落とされた5歳の男児が全身を地面に強打し、頭蓋骨を骨折。現場は血の海と化し、隣人が通報した。
男児は双子のひとりで、「セルゲイ」くんと名前のみ明らかにされた。搬送先のキエフ地域第二小児病院(Kyiv Regional Children’s Hospital N2)で緊急手術が行われたが、現在も集中治療室で意識不明のままだ。
■「テレビの邪魔だった」
この事件で警察は、男児の母親との再婚で継父となっていた39歳の男を傷害容疑で逮捕。現場から逃走していたが、1時間も経たないうちに身柄を拘束した。
継父は容疑内容をすべて認めており、犯行の動機について警察には「テレビを見たいのに邪魔だった。甘えられて苛立った」などと話している。継父および男児の母親の氏名は、まだ明らかにされていない。