都知事選立候補者、コロナ警戒が緩んだマスコミの行動にブチ切れ 「守れよ!」
新型コロナウイルスが収束しない中、7月5日投開票の東京都知事選挙に向けた選挙活動が始まった。
2020/06/18 16:25
18日に告示され、7月5日投開票の東京都知事選挙の争点の一つは、新型コロナウイルス。選挙期間中、立候補者によっては有権者の密集を避けるため街頭での演説を行わず、ネット中継で有権者にアピールする人もいる。
選挙期間初日となる18日、実業家の堀江貴文の愛称を用いて結成された「ホリエモン新党」から出馬する、NHKから国民を守る党(以下、『N国党』)の立花孝志代表と共に立候補した人物が、街頭演説に集まったマスコミに喝を放つ場面があった。
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■オンライン街宣に切り替える立候補者
日本第一党の桜井誠党首は、今回の選挙期間中、街頭演説を一切行わず、ツイッターやYouTubeなどSNSを駆使し、ネット上で街宣活動を繰り広げる。
また、密閉、密集、密接の「3密」回避の徹底を繰り返し呼びかけていた現職の小池百合子都知事も、15日の出馬表明会見で街頭演説を行わず、オンラインを用いて有権者に訴えていくと表明していた。
■立花孝志は「コロナ怖くない」
だが、ホリエモン新党はそうした立候補者たちとは一線を画す。立花代表はツイッターに日時や場所を明記し、18日の第一声でも「コロナに対する過剰な自粛はやめるべきだ」と主張。
有権者との握手についても「自分からは近寄らないが、求められれば行う」と話し、実際、有権者が自身に求めてきたサインに応じる場面もあった。
同日、11時に都庁前、17時からは渋谷の宮益坂交差点で街頭演説を行った立花代表。テレビ、新聞、ネットメディアなどマスコミ各社はマスク着用とともに集結したが、感染対策として推奨されている、人同士の距離を2メートル以上空ける「ソーシャルディスタンス」は守られていなかった。
■立候補者がマスコミに憤怒
これに憤怒を露わにしたのは、立花代表と共に出馬した、音楽家の服部修だ。
服部は、フェスなど音楽イベントが、自粛中に軒並み中止となったことに憤りを表明し、イベントを楽しみにしていた音楽ファン全般に「投票権という無料のチケットあげるから!今回ファンのあなた方が行くべき会場は投票所!」と訴える。
一方、自らの目の前に密集していたマスコミ各社に「ソーシャルディスタンス守れよ!自分たちが守れと呼びかけてるのに、なに集まってんだよ!」と叫んでいた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)