『グッディ』炎天下で働く警備員 「マスクを外せない理由」に視聴者絶句

炎天下の中、駐車場の交通整理にあたる男性。「マスクを外すことができない理由」に危機感…

買い物カートを押す男性
(bruev/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

9日は全国的に気温があがり、東京都でも30℃を超える気温を記録した。

同日放送の『直撃LIVEグッディ!』(フジテレビ系)では、夏場のマスク問題について特集。屋外や高温となる場所で働く人々へのインタビュー映像も放送され、視聴者から様々な声が上がっている。


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■マスクを外すことができない人々

同番組は、都内でからあげ店を営む男性を取材。揚げ物をする調理場は高温多湿となるが、商品への飛沫を防ぐためにマスクを外すことはできないと言い、適宜水分補給をしながら調理場に立つ、過酷な状況が報じられた。

一方、百貨店の駐車場で車両誘導にあたっていた警備員の男性も、炎天下の中常にマスクを着用。マスクで熱がこもりやすく、男性は「息苦しい感じがします」とこぼす。

しかし「暑いときは(マスクを)外したほうが楽です」としつつも、「『マスクを着けて』と指示を受けているので、勝手に外すわけにはいかない」と語った。

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■「上からの指示で外せない」に恐怖

「指示が出ているので(マスクを)勝手に外せない」という言葉に、ゾッとした視聴者は少なくなかった様子。

インターネット上には「会社からのマスク装着指示。涼しい事務所でふんぞり返っているお偉いさん、事件は現場で起きるんやで……熱中症になっちゃうよ」との声や、「人との距離を保っているならマスクを外して休憩してくれと言うべきや! 」「コロナ感染する前に熱中症で亡くなる人が出てくる気がする!」など懸念の声も多数見られる。

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■「適宜マスク外して」厚労省もよびかけ

「新しい生活様式」における夏場のマスク着用については、日本政府は5月26日に「令和2年度の熱中症予防行動」を発表。

屋外で活動する場合には、熱中症の予防行動として「人と十分な距離(2メートル以上)を確保できる場合」には、適宜マスクを外すよう推奨されている。


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■適宜マスクを外すよう指示している企業も

この政府からの発表を受けて、日本郵便は10月31日まで「乗車中、屋外配達中等では、熱中症のリスクを考慮し、適宜マスクを外す」方針を発表。

ヤマト運輸も今月5日に「同乗者がいない車内での運転中や、周囲に人がいない場所や荷台での作業中などにおいては、マスクを外して業務を行う」ことを発表し、配達員のマスク着脱について利用客らに理解を求めた。

今後は感染症だけでなく、熱中症のリスクから従業員を守るための工夫や対策が求められる。

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(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい

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