「拘置所で受けた仕打ちを知ってくれ」 男が指先を切断し新聞社に送り付ける
凶悪事件を起こしたとして拘置所に入れられた男が、待遇に腹を立てた末にとんでもない行動に出た。
■指先を切断
そこで男は、まず左手中指の先端を切断。「同封してある指先をご確認ください」「拘置所における過酷な状況について暴露したい一心で指を切断しました」という前置きと不満を書き連ねた手紙と共に、新聞社の編集者に指を送り付けた。
男が指先を切り落としたのは5月21日とみられ、拘置所職員に「切りました」と報告して、感染症を起こす可能性がある部分の切除手術を受けたという。
しかし、切断という行為を自慢に感じていたらしく、知人に「指を切断しちまったぜ」などと嬉しそうに話していたことも明らかになっている。
■おぞましい前科
この男は過去にも人を刺し殺し、28年におよぶ服役を経て2013年に釈放されたばかりだった。懲りずに問題を起こして拘置所に送られた男について、当局は「施設内での盗み行為が原因で処分を受けていた」と公表。
また拘置所では定期的にヒゲなどを剃るためのカミソリを配り、使用済の物を回収しているというが、男は刃の部分を抜き取って隠し持ち、それで指先端を切断した可能性が指摘されている。
男は今、セキュリティ上の理由でこの拘置所を出ており、別の施設で暮らしているという。困り者の男が現在の暮らしに満足しているかについては、伝えられていない。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)