「ゴディバ」、高級チョコ無料提供を開始　応募できるのは意外なあの人たち

ベルギー発の高級チョコレートブランド「ゴディバ」は3日、全都道府県の物流、配送業者に向け、チョコレートの無料提供プロジェクトを開始させた。

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■「無償提供を実施致します」

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2日、公式インスタグラムで「PINK VAN」と命名した新プロジェクトを明らかにしたゴディバ。

ロゴにはピンクに染まったバンが描かれており、「思い届ける、心伝わる」というメッセージとともに、「日々ご尽力いただいている全都道府県の物流・配送業者様を対象に、チョコレートの無償提供を実施致します」と今回の主旨を説明している。1粒250円ほどはするゴディバのチョコ、無償提供となればかなりの大盤振る舞いだ。

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■70年以上前のエピソードから

このプロジェクトは、第二次世界大戦直後に起きた実話が関連する。同社によれば、戦禍に苛まれ悲しみの中にあったブリュッセル市民を励まそうと、ゴディバ創業家のショコラティエピエール・ドラップスが、配達用の車をピンクに塗装し、チョコレートを届けたという話がきっかけになったという。

かわいらしいバンに市民たちは心を打たれ、復興への希望を見出したというエピソードから、現在のコロナ禍の状況を重ね合わせ、本企画が動いたそうだ。

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■「配送業者さんありがとう」

「私たちの周りには、普段は気づきにくいけれど、いつも支えてくれている人たちが存在します。何気ない『日常』をつくってくれている人たちがいます。勝利の瞬間に向かってたゆまぬ努力を続ける人たちがいます。ゴディバは、そんな人たちこそが『ヒーロー』と呼ばれるにふさわしいのだと考えています」とゴディバ公式。

インスタグラムには「#配送業者さんありがとう」というハッシュタグも添えられており、商品を無償提供することでその労をねぎらう。

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■応募は法人のみ

希望業者は、ゴディバ公式HPより応募できる。

個人の応募は受け付けておらず、法人からの受付のみとのこと。ある日会社に行ったらゴディバの高級チョコが配られる、そんな幸せなサプライズが、ドライバーたちの笑顔を増やしてくれそうだ。