SEGA伝説の「コスパ悪」ゲーム機大復活で3、40代ファン涙 「絶対買う」
セガは3日、10月に「ゲームギアミクロ」を発売開始すると発表した。
2020/06/03 22:10
■前身は90年に販売開始
90年10月に販売開始したゲーム機「ゲームギア」。当時、国内初となるカラー携帯機で、『ぷよぷよ』『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』など人気作品を武器に、国内累計販売台数は178万台を記録した。
だが、単3アルカリ電池6本でバッテリー持続時間が3時間といった少なさや、500グラムという重さ、テレビを視聴できても専用チューナーが1本1万円を超えるなどいまいちコスパが悪いことが仇に。
機能的には勝っていたものの、89年に発売された任天堂のモノクロ携帯ゲーム機「ゲームボーイ」(累計2000万台販売)を凌駕するに至らず終売となった。時代が追いつかなかったのかも…。
■手のひらサイズで登場
今年で同社が設立60周年、ゲームギア誕生30年を記念し、「ミクロ」として新たに登場する。最大の特徴は、本体サイズが幅約80ミリ、高さ43ミリ、奥行20ミリと、手のひらに収まる極小ミクロサイズであることだ。
色は黒、青、黄、赤色の4色。「ソニック」や「シャイニングフォース」シリーズなど、アクション、RPGをはじめとする各ジャンルの名作が楽しめる。
■ファンからは…
かつて、前代のゲームギアとともに少年時代を過ごしてきた30代、40代男性にとって、ゲームギアは憧れの存在だったという。
「中学生時代の憧れのハード。ゲームボーイはみんな持っていたが、ゲームギアを持っているとさらにワンランク上といった存在で、2つの派閥があった。ゲームギアは少数派で立場が悪く、コスパも悪かったが、ゲームボーイをはるかに超えるクオリティが魅力だった。いまさら復活するなんて信じられない」(30代後半男性)
また、「『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』、『シャイニング・フォース外伝』 、『ぷよぷよ』など超やりこんだ。特にぷよぷよは当時ゲーセンで友達と対戦するためにゲームギアで練習積んだ記憶もある。でもあっけなくゲームボーイに負けたハード。復活聞いて涙が出そう。絶対買う」(30代後半男性)と、青春時代の思い出だったと振り返る。
30年の時を超え、青春時代をともに駆け抜けたゲームギアが再び舞い戻ってくる。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)