巨人選手が新型コロナ感染 各国プロ野球の状況とNPBの今後は

プロ野球は6月19日に開催されるのか。野球主要各国の状況と合わせて見てみた。

読売ジャイアンツ

6月3日、プロ野球巨人は西武との練習試合を中止にすると発表した。球団は坂本勇人選手、大城卓三選手が新型コロナウイルスに感染したことを発表。

また、同日のその他の練習試合は開催されている。


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■NPBでは2例目に…

3月に発表された阪神に所属する3選手の感染に続いて2例目となる。NPBでは、6月19日の開幕に向けたガイドラインを作成している最中でもあったが、6月19日開幕を目指していたプロ野球に暗雲が広がった。

では、野球主要各国の状況はどうなっているのだろうか。

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■すでに開幕している韓国と台湾

韓国のKBOでは、当初の予定より1か月余り遅れながらも5月5日に開幕。韓国野球委員会でも、感染を防ぐためのマニュアルが作成されており、試合中に唾を吐かない、ハイタッチをしない、審判やスタッフはマスクや手袋の着用を義務付けられている。

感染者が相次いだ場合はシーズンの中断を検討するとのことだが、現在も無観客で開催中だ。

順調なのが台湾のCPBL。4月12日の開幕後、選手や関係者から感染者を出すことなく、5月8日には最大1,000人の観客を入れて試合を開催しており、現在は、観客の上限を最大2,000人に上げ、球場内の飲食店も再開している。

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■難航しているMLB

コロナウイルスでの死者が10万人を超えたアメリカだが、MLBは7月4日の開幕に向けて動いている。本来の162試合の半分にあたる82試合の開催を目指しているが、選手会側は114試合の開催を希望。

その他にも年俸の交渉などが重なり、労使合意が得られていない状況で、今後の見通しが立たない状況が続く。


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■6月19日に開催できるのか

韓国、台湾ではプロ野球が再開しているものの、制限付きでの再開となっている。NPBでも、6月19日に無観客での開催を見込んでいたが、今回の一件で状況が大きく変わる可能性もあるのではないだろうか。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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