「音楽はコロナなんかに負けない」 あえてライブハウスでオーディション
『ヨルヤン』は、2ndステージを「ライブハウス審査」とすることを決定した。
2020/06/02 08:00
avexとテレビ東京がタッグを組んだオーディション番組『ヨルヤン』は、2ndステージを「ライブハウス審査」とすることを決定した。
■「コークリション文化」がムーヴメントに
番組では、応募者がHPから公開された課題曲を無料ダウンロードし、それを使って、自由に歌ったり、ダンスを付けたり、楽器を加えたりする新たなスタイルのオーディションを実施。
その中には、トラックをアレンジしたり、リリックビデオを制作する猛者まで登場した。奇しくも、その後、起こってしまった新型コロナウイルスの影響で、複数の人気アー ティストたちが同じ手法で楽曲を開放したことで、番組が提唱していた「コークリション(共創)文化」が新たなムーヴメントとなっている。
■一次審査は8名が通過
『ヨルヤン』で公開されていた課題曲は、avexの制作チームが2チームに分かれて企画したもので、ひとつは、 人気ボカロプロデューサーのDECO*27によるアッパーなロックチューン。もう1曲は、これまた最近話題となっている「90年代リバイバル」や「パラパラ」を意識した楽曲となっていた。
結果、両楽曲を合わせて1,500投稿を超える応募があり、前述のDECO*27をはじめ現役ディレクターら30名による厳正な審査を経て、8名(現状はヴォーカリストのみ)が一次審査を通過していた。
■セカンドステージの全貌が明らかに
新型コロナウイルスの影響を受け、オーディションが中断していたのだが、今回ついにセカンドステージの全貌を発表。
それが、現在ほぼ営業ができない状態に追い込まれている「ライブハウス」で、生バンドを背負ってライヴパフォ ーマンスを行うというものだ。
第一次審査では、あえて今らしいリモートを選択した『ヨルヤン』が、あえて、その次、つまり、コロナ収束後の未来を目指して「生の音楽を体感できるライブハウス」での審査を選んだことには「決して、音楽はコロナになんか負けない!」という強いメッセージが込められている。
具体的な会場や日時は、後日発表されるとのこと。常に時代を先取る “進化系オーディション” の結末がどうなるのか要チェックだ。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)