亡き夫の遺志を尊重か 遺体を冷凍庫で保存して起訴された妻の意外な行動

夫の死後、自宅で遺体を冷凍していたある女性。それがばれ起訴された女性の運命は…。

■裁判所の判断

このケースを担当した裁判官は、「遺体は寝室の冷凍庫に保管されていたのであって、遺棄されていたとはいえない」と判断。

「夫をそのままの姿で保存したかったのだろう」「寝室に保管していたことからも、そばにいたかったという思いがくみ取れる」との結論を下し、起訴は取り下げとなった。ちなみに検視官は、ポールさんの死因を「自然死」と断定。事件性がなかったことも証明されている。


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■提訴を決意

その後、夫の遺体が家に戻ることを期待していたというバーバラさん。しかし今もなお遺体が検視局にあることから、今度はバーバラさんが現地警察、市、さらには検視局を相手取り訴訟を起こすことを決意。遺体と没収資料などの返却、懲罰的損害賠償と裁判費用の支払いも求めている。

検視官は「確かに遺体はまだ預かっています」と認めているが、なぜそれをバーバラさんに返していないかについては明かしていない。謎も多いこのケースにつき、「愛する家族の遺体でも保管はしたくない」「検視後もなお遺体の返却を望むなんて怖すぎる」という声があがっている。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

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