飛行機が窓を開けなくても上空で換気できるワケ ANAの解説に納得

ANAグループの飛行機は約3分で機内の空気を入れ替えることが可能。その仕組とは?

2020/05/23 06:15

ANA

航空会社の全日本空輸(以下、ANA)が22日、公式ツイッターを更新。飛行中の飛行機で行われている換気について説明した。


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■約3分ですべての空気が入れ替わる

ANAは「機内の窓が開かないと換気できないのでは?」という心配を受けて、飛行中の飛行機でどのように換気が行われているのか、3つのポイントに絞り説明。

飛行中、機内では約3分の間にすべての空気が入れ替わっていることや、上空の綺麗な空気を高性能フィルターを通して取り込み、常に機内の空気が上から下に流れていることを記した。

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■空気が循環する仕組み

ツイートに添えられた公式サイトには、さらに詳細な説明が記載されている。ANAグループの飛行機は、飛行中に新型コロナウイルスが極めて少ない上空の綺麗な空気を取り込み、その後機外へ排出しているそう。

取り込んだ一部の空気は、「病院の手術室の空調整備にも使用されている高性能フィルターで浄化して循環」しているため、「約3分間で機内の空気がすべて入れ替わる」仕組みになっているようだ。

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■空気中の99.97%の不純物をろ過

また、機内の空気は「高性能フィルター」でろ過されたものが供給されているとのこと。そのため、「極めて清潔な状態」を保っているというわけだ。

使用されているフィルターは、0.3ミクロンもの細かい粒子を捉え、空気中の99.97%の不純物をろ過できるという優れもの。メーカーの見解では、このフィルターで新型コロナウイルスの飛沫を吸着できるとしているそうだ。


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■3割以上が飛行機にストレスを感じるが…

窓が開かず、密室空間というイメージもある飛行機。しらべぇ編集部の調査によると、全国10~60代の男女1,653名のうち31.4%が「飛行機に乗るとストレスを感じる」と回答しているが、換気システムが整っていて機内の空気が常に清潔であることがわかると、飛行機に対するイメージが変わった人もいるかも知れない。

調査飛行機ストレス

これから国内線・国際線ともに、より一層安心して利用することができそうだ。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2019年8月9日~2019年8月14日
対象:全国10代~60代の男女1653名 (有効回答数)

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