『モーニングショー』放送内容に全国の鉄道ファンが「印象操作」と怒りの声
『モーニングショー』にて放送されたJR蘇我駅の様子に、違和感を抱く視聴者が続出。その背景は…。
20日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)にて、電車車両を撮影するために集まった鉄道ファンに関する情報を扱った際、「誤った写真を使用していた」として謝罪する場面があった。
■歴史的瞬間を放送
同番組では「撮り鉄 集結」と銘打ち、今月18日のJR・蘇我駅の様子を放送。同日はJR只見線を走っていた『キハ40系』の車両が小湊鉄道に譲渡される前の最終運行があったため、多くの鉄道ファンが現地へと向かっている。
ホームは多くの人々でひしめいており、ソーシャルディスタンスを確保する余裕はみられなかった。
■鉄道ファンの違和感
しかし現地の様子が放送されると、多くの鉄道ファンが異変を察知。番組で登場した写真の中に「2ヶ月前に撮影された写真が混じっている」という指摘の声が相次いだ。
どうやらインドネシアの『ジャカルタ首都圏鉄道』へ譲渡するために車両を輸送していた際の写真があったようで、「昨日の写真のように取りあげるのはおかしい」というコメントが続出する事態に。
19日のJR蘇我駅周辺はくもり模様だったようだが、明らかに晴れている写真を見て違和感を抱いた視聴者も多いという。
■番組の対応は…
問題のシーンは8時12分頃に放送されたが、番組はそれから1時間後に謝罪。JR蘇我駅の様子について、「昨日ではなく今年3月に撮影された写真を1枚使用してしまいました」と告げている。
番組から正式な発表があったものの、「密集」というワードと結びつけられた鉄道ファンの怒りはかなり大きい様子。また他の視聴者からも「これは印象操作では…」といったコメントが多数上がっており、不信感は未だぬぐい切れていないようだ。
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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)