日焼け止めを塗る季節 そのまま「マスクを漂白しないほうが良い」ワケ

布を使ってマスクを手作りする人が増えた昨今。漂白剤に浸けるとピンク色になる現象が…

洗濯中の布マスク
(laymul/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

新型コロナウイルスによるマスクの品薄を受けて、マスクを手作りする人が多く見られた昨今。清潔さを保つためにも、こまめな洗濯が欠かせないだろう。


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■日焼け止めと塩素系漂白剤の関係

厚生労働省及び経済産業省が「布マスクの洗い方」について解説した動画を観ると、汚れが気になる場合は塩素系漂白剤を使用することを勧めている。

しかし、SNSでは「マスクを漂白剤に浸けたら真っピンクになった」との声がちらほら。じつは、紫外線が気になるこの季節に使用される「日焼け止め」がマスクに付着したことにより、塩素系漂白剤と化学反応を起こしているようだ。

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■洗剤で日焼け止めを洗い流そう

マスク以外の衣服にも起こり得る、日焼け止めと塩素系漂白剤の化学反応。この「布がピンクになってしまう現象」について、「ハイター」などの商品を展開している花王はホームページに説明を掲載している。

そのページによると、生地自体がピンクに変色したわけではないそうだ。もしピンクになってしまった際には、「衣類に残った日焼け止めを、洗浄力の高い濃縮タイプの液体洗剤で落とすことをおすすめします」と書かれている。

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■気になる洗い方は?

回復方法は、ピンク色の部分に洗剤を塗ってから5~15分ほどつけ置きし、生地を傷めないよう丁寧に洗って、洗剤が残らないようにすすげばOK。

塩素系漂白剤で漂白した直後であれば、水で十分にすすいで軽く絞ってから、洗剤を塗布するのがいいそう。一度で落ちなかったら同じ工程を繰り返すよう勧めている。


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■予防するには…

この化学反応は、すべての日焼け止めで起こるものではないそうだが、マスクに限らず日焼け止めが付着してしまった衣類などは漂白する前に早めに洗剤で洗うことによって予防できるよう。

これからの季節では、紫外線をバリアするためにも必須アイテムの日焼け止め。布マスクを1枚1枚大切に使うためにも、洗い方には十分気をつけたいものだ。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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