15歳の兄が咄嗟の判断でお手柄 幼い弟を心肺蘇生法で救う

突然倒れ、動かなくなった小さな弟。焦った兄は、以前に習い覚えていた心肺蘇生を試みようと決意した。

■新型コロナ検査の結果

兄が必死に蘇生を試みているところに、救急車がようやく到着。隊員が代わって救命にあたり、除細動器を用いるなどして男の子のピンチを救った。

病院に搬送された男の子は、新型コロナウイルスの検査を受けるも結果は陰性。「しかし抗体検査の結果は陽性だった」「男の子の体調悪化は、新型コロナウイルスに引き起こされた可能性がある」とアメリカのメディアが伝えている。


関連記事:ロックダウン中に小学生が感電死 遊具の発電機につまずき…

■家族のコメント

病院で治療を受けた男の子は、しばらくの入院生活を経て帰宅。まだ意思の疎通はできないものの、回復を目指し静養中だ。

弟の命を救った兄は、メディアの取材を承諾。弟が倒れた日を振り返り、「不安でしたが、(蘇生に)集中しろと自分に言い聞かせたのです」「弟が息をしてくれたときは『この方法で正しいんだ』と感じ安心しました」とコメント。

兄弟の父も取材に応じ、「医師も最初はインフルエンザを疑っていたのです」「ウイルスとは無関係と思っても、子供の体調にはどうか注意してあげてほしい」と話した。男の子の全快を、兄を含む多くの人が心から願っている。

・合わせて読みたい→体調不良の急患を「若者のコロナ」と軽視か 死亡した男性はマラリアだった

(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

【Amazonセール情報】ココからチェック!