『スッキリ』加藤浩次、コロナ差別する人の“共通点” 「圧倒的に知識が…」

『スッキリ』で「コロナ差別」を受けた人の件数や実際の事例を紹介。加藤浩次が持論を展開した。

加藤浩次

13日の『スッキリ』(日本テレビ系)では、新型コロナウイルスに関係する差別を受けた件数や事例について放送。MCの加藤浩次が「差別をする人」に対して持論を展開した。


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■人権相談約800件

番組では、今年の2月~4月の間に新型コロナウイルスに感染した人などから法務省に寄せられた「人権相談」が、約800件にも及ぶことを発表。この件数のなかには、感染後完治して退院したにも関わらず差別を受けた人もいるよう。

番組が紹介した事例には、家族全員が感染した女性のエピソードが登場。感染後、2回の陰性が確認され、退院後も2週間の待機を終え職場復帰した夫が、職場の人から「生きた心地がしないから、一緒に仕事をしたくない」など心ないメールを送られたことがあったという。

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■コロナ克服芸人も差別を受けていた

他にも、感染から回復し、退院後病院で扁桃炎について病院を受診しようとすると、「菌がどこに付着しているかわからないので他をあたってください」と断られたり、外で保健所に確認の電話をしている際に「陰性になった」と言葉を発したタイミングで、すれ違いざまに「何考えて外ほっつき歩いてんだ」と吐き捨てられたケースも。

また、新型コロナウイルスを克服したお笑いタレント・ラジバンダリ西井も、SNS上に「死ね」「お前は一生公共交通機関使うな」などのメッセージが届き、「治っても一生つきまとうかもしれないな」と思ったという。

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■「自分が恥ずかしい思いするだけ」

差別発言を調査する人権団体の代表者によると、「感染不安・経済的ストレスにさらされる人たちは、さらに休業要請・自粛要請がのしかかることによって、怒りや不安が感染者や家族に対する差別的言動につながっているのではないか」と話す。

この問題を受けて、加藤は「つらいだろうなと思いますし、差別をする方はなんなんだって考えてたんですよね。そう思うと、やっぱり圧倒的なしっかりした知識がないんだなって」と自身が思う共通点を展開。

また、差別で人を攻撃する際に自分に知識がないことに気が付かないと、そのままの状態で多くの人を傷つける「悪循環」が生まれてしまうとともに「自分が結局恥ずかしい思いするだけのことのような気がする」とコメントした。


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■当事者に勧告するケースも

相次ぐ「コロナ差別」に、SNSでは「本当に酷い」「今だからこそ人と人が助け合う時なのになんで差別をするの?」といったリアクションが相次いだ。

人権団体の代表者は、差別を受けることによって感染者が医療を受けづらくなり、症状を悪化させて感染を拡大させる状況を招くことも考えられるとコメント。

法務省では、被害者が相談できる「みんなの人権110番」を設置している。必要に応じて担当者が調査し、弁護士や関係機関を紹介するケースや、差別をした当事者に改善を求めて勧告するなどの対応をしてくれるそうだ。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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