横須賀市が収入減学生に約1000食分の食料支援 「あと1食分しかなかったから助かった」
新型コロナのバイト減で生活困窮の学生を支援したい。担当職員の想いとは…
2020/05/09 09:00
新型コロナの影響による、アルバイト減で、3食取ることもままならない困窮学生も出てきている現状。そんな中、横須賀市が、そんな学生たちへの支援を開始。しらべぇ取材班は、市の担当者から詳しく話を聞いた。
■緊急支援が必要な学生たち
自民党の衛藤征士郎衆議院議員は、ツイッターに、「昼間に学ぶ大学生290万人中、約8割・230万人がアルバイトし、うち2割・46万人の学生が生活困窮で退学を検討中。緊急に救済措置をすべき」と投稿。
SNS上には、「大学生や専門学校生に対する支援を強化すべき」といった声が溢れている。そんな中、横須賀市役所の福祉部地域福祉課が立ち上がった。
■市と提携しているフードバンクの協力を得て
担当の北見氏は、「大学生のアルバイト先がなくなる中で、支援策が薄すぎるのではないか」と感じていたという。
横須賀市は、公益社団法人フードバンクかながわとNPO法人神奈川フードバンク・プラスと提携協定を結んでいる。その協力を得て、先月28日に北見氏が直接フードバンクを訪れ、約1,000食分をかき集めたとのこと。
普段は、フードバンクに米が豊富にあるが、スーパーなどでの米の買い占めの影響で、現在は全くない状態だという。そのため、米の代わりに、パンの缶詰などを配布することに。