新型コロナ報道で注目されたふかわりょうの提言 意見を押しつぶす空気の問題とは
『ひるおび!』でのふかわりょうのメディア批判のコメントからはじめ、ワイドショーがどのような影響力を持っているのかを分析。
■報道言論の暴走化
政府とマスコミが一体となっているならば、それに対抗するSNSということで構図は単純になるが、もともとの緊急事態宣言への躊躇や現在の特定警戒13都道府県以外での自粛緩和と、政府はマスコミの自粛一辺倒の傾向からは一定程度独立して動きたい意向がみてとれる。
この現状は表では新型コロナへの警戒を強め、裏では自粛緩和を望むというようなまるで日本人的な表層と深層、本音と建前の構造かのようになっているのだ。
■自縄自縛の報道言論
表層言論や建前論が世の中の空気を支配する状況と言えば、戦争や日本を悪く言えば「非国民」と非難された戦時中を想起させる。
ワイドショーは無難な選択として自粛を強調する流れをつくっただろう。しかし一斉に自粛の強調へと足並みを揃えたことで自らつくり上げた恐怖を強調する自粛以外の意見が言えない空気に押しつぶされているのだ。
だからこそふかわは新型コロナ報道に自縄自縛となり、周りへの影響も極めて大きいテレビ報道に対し疑問を投げかけたのだろう。
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(文/メディア評論家・宮室 信洋)






