ロックダウン中のバルコニーから妻を投げ捨てた男　「帰国できず苛立った」

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■立てこもった男

その後、警官隊が2時間にわたって「アパートから出てきなさい」と説得したが、ミッチェル容疑者は室内に立てこもり続けた。

混乱していた容疑者はバルコニーで祈るなどしていたが、その間に警官隊は隣人らの助けを借りて部屋を特定。事件発生から数時間後にアパートに突入し、容疑者を逮捕して署に連行した。

容疑者は動揺が激しく落ち着くまで時間がかかったというが、現在は冷静に取り調べを受けているとみられている。

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■深刻化するDV

新型コロナウイルス感染拡大を防止するためのロックダウンや外出制限が長期化していることから、DVが増加傾向にある国が多いという。容疑者が投げ捨てた妻は運よく助かったものの、地面に直撃していればさらにひどい怪我を負い、命を落としていた可能性もある。

この残酷な犯行により、容疑者が望んだ自由な暮らしはますます遠のいたとみて間違いない。