avexの90年代リバイバル映像 素晴らしい完成度で泣けてくる…

リバイバルコンピアルバム『avex revival trax』が素晴らしくて泣けてくる。

■時代を感じさせる映像の粗さ

内容だけではない。現在ペーシックな仕様となっているものよりもコンパクトな画角、時代を感じさせる画質の粗さまで再現されている。

画角に関してはまだわかるにしても、色をくすませたり、ざらつかせたり、技術者たちが20年ほどの年月をかけ、試行錯誤して進化させた技術を使って映像の質を90年代のものに退化させるって、いったい何? 暇を持て余したクリエイターたちの遊びなの? 最高じゃん…。


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■「復活・再生・回復」がコンセプト

avex revival trax
(©︎avex)

avexの担当者いわく、今回の作品には「新型コロナウィルスで暗いニュースばかりが溢れる現状に対し『リバイバル』という言葉が元来持つ『復活・再生・回復』をコンセプトに『踊れる未来へ』 というキャッチコピーを掲げて、少しでも『おうち時間』を楽しいものにしたいというメッセージが込められている」とのこと。

余談だが、筆者は90年代、まだ幼稚園に通っていたくらいの歳で、当時はアルバムに収録されている曲も何となく耳にしていたくらいだった。

それでも今回の映像を最初に観たとき、FAKYのHinaが歌う『出逢った頃のように』の辺りで、胸に込み上げてくるものがあり、最後の『come again』で、安斉かれんが携帯を耳に当てるシーンではもう懐かしさで泣いていた。

やっぱり名曲はいつまで経っても色あせないし、リバイバルしているアーティストたちの表現力も素晴らしい。そして、映像の粗さはズルい。これがエモいってやつか。


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■5月13日リリース予定

avex revival trax
(©︎avex)

世界が未曾有の危機にある状況だけに、過去の記憶と現在の気持ちが何となく交錯するような、より広い解釈が自ずとできてしまう今回のコンピアルバム。CDは5月13日にリリース予定だ。

楽曲のクオリティの高さを再確認しながら、新世代アーティストたちの可能性に満ちた歌声、パフォーマンスをぜひ感じてほしい。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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