水族館とのコラボ『雨空を泳ぐクラゲ傘』が話題 「夢が叶った」担当者を直撃

水族館のクラゲ担当の夢がついに実現!ずっと温めていたその「想い」とは。

くらげ傘
(写真提供 フェリシモ)

これから梅雨を迎えると、雨の日の装いも気になるところ。SNSでは、水族館と雑貨ブランドがコラボした傘が話題となっている。

梅雨入り前に発売を予定していたものの新型コロナの影響で発売延期となってしまったが、水族館のクラゲ担当とメーカー担当者の想いを追った。


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■クラゲ研究がライフワーク

山形県鶴岡市の加茂水族館は、クラゲ展示種類・世界一を誇っており、60種・1万匹以上を展示している。ほかにも、山形の水生生物やアシカ、アザラシを飼育中だ。

クラゲ
(写真提供 加茂水族館)

今回の企画の中心となった菅野氏は、福島県いわき市出身。大学時代からクラゲの研究を続けて、3年前にクラゲ担当としてこの水族館に採用された。水族館に入ったときから、「いつかクラゲの傘を作ってみたい」と思っていたそうだ。

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■クラゲ担当の想いを形に

その構想を、ユーモア雑貨ブランドを手掛けるフェリシモに持ち込んだ。「クラゲ傘を実現するには、面白い商品を展開しているフェリシモしかないと思った」と菅野氏は話す。約一年前から、フェリシモの担当者と、デザインの打合せを始めたが、その回数は、十数回を超えた。

クラゲ傘
(写真提供 フェリシモ)

フェリシモ側の担当者楢崎氏は、「菅野さんの監修がめちゃくちゃマニアックだった」と笑顔で語る。傘の試作も細部に渡るリアリティさにこだわり、数回行ったという。

クラゲ傘
(写真提供 フェリシモ)

楢崎氏は、「菅野さんから、クラゲの組織は4の倍数で出来ていると教わった。傘も8枚のコマに分かれているので、クラゲを忠実に表現するには、傘が最適だった」と話す。また、「ビニール素材を使うことで、クラゲの透明な透け感を表現できた」と胸を張る。

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