新型コロナ騒動で行き場を失った旅行者 洞窟で14日間のサバイバル生活
海外旅行を満喫していた旅行者が、パンデミック発生で困り果てた。安全な暮らしをするため彼らが向かったのは、洞窟だった。
楽しいはずの海外旅行を、新型コロナウイルスの感染拡大で台無しにされてしまった旅行者たち。お金が底をつき自国にも戻れなくなった彼らは洞窟暮らしを決意し、自力で火まで起こしながら生き延びていた。
■インド旅行中に受難
今から約2ヶ月前のこと、ネパール、フランス、アメリカ、トルコ、さらにウクライナ出身の旅行者6人が、インドに入国。初日からホテルに滞在していたが、新型コロナウイルスのパンデミック発生によりインド全土がロックダウンになり、移動が困難になったという。
6人はしばらくホテル泊を続けたもののお金をほぼ使い果たし、やむを得ずチェックアウトすることに。新たな滞在場所を探して行き着いたのは、村にある洞窟だった。
■洞窟での暮らし
わずかに残っていたお金で食料と日用品を購入した6人は、3月24日に洞窟での生活を開始した。集めた木で火を起こして調理することで空腹を満たし、水はガンジス川から必要な分だけ汲んで使っていたという。
そのような暮らしが14日ほど続いたあと、当局がようやく6人を発見して保護。新型コロナウイルスの感染拡大が深刻度を考慮した当局は、6人全員に検査を受けるよう指示した。