新型コロナ感染拡大で施設職員が混乱 死亡者の家族に「元気」と誤情報

ある老人ホームで、新型コロナウイルスの感染が拡大。対応に追われた職員のミスが原因で、遺族が大ショックを受けた。

■さらなるミス

遺体には本人確認用のリストバンドが付けられるが、焦っていたホームの職員は別人の名が書かれたバンドをトムさんの手首に装着。そのせいでトムさんの遺体は別人の火葬を予定していた施設に送られたが、火葬前に職員が入念に身元確認を行い「別人だ」と気づいたという。

火葬場の職員はすぐさま準備を中断。老人ホームや関係者に連絡を入れた後、トムさんの遺体はようやく遺族が望む場に移された。


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■遺族の嘆き

トムさんは長年自宅で暮らしていたが、認知症を患い鬱の症状も出始めたため、今年2月に老人ホームに入った。しかし直後に施設内で新型コロナウイルスの感染が拡大し、トムさんの体調も瞬く間に悪化したという。

そんな深刻な状況だった中、ホームから誤情報を伝えられたうえに遺体を別人として火葬されかけた遺族は、「ひどく動揺している」と明かしている。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

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