保護した犬が突然の狂暴化 車椅子の米国女性が噛まれて死亡
飼い主が見つかるまで世話してあげたい。そんな善意で野良犬を家に入れた女性が、噛まれて死亡するという事件が発生した。
行き場を失くした犬を気の毒に思い、しばらく預かることにした優しい女性。しかし、おとなしかった犬は、あることが原因でいきなり狂暴化してしまった。
■ピットブルを預かった女性
米国・テキサス州で暮らしていたシャロン・レネー・ボールドウィンさん(60)は体が不自由で、車椅子がないと生活が困難な状態だった。
そんなシャロンさんと一緒に暮らしていた男性が、3月に入り「野良犬を拾ってきた」と帰宅。その犬は闘犬の一種でもあるピットブル(アメリカン・ピット・ブル・テリア)だったが、穏やかな性格で、暴れることはなかったという。
そのため、「犬の飼い主を探してあげたい」という男性にシャロンさんは同意。「飼い主が見つかるまでなら…」と、家の中で飼うことにした。
■豹変した犬
ところが飼い始めてしばらくが経った3月28日のこと、おとなしかったはずのピットブルがいきなりシャロンさんに襲いかかった。
首、両肩、さらに両腕をひどく噛まれたシャロンさんは、すぐに自宅近くの病院に搬送され治療を受けたが回復せず、「今月に入り帰らぬ人となった」と現地メディアが伝えている。