新型コロナ、GW明けの見通しは… 専門家「新しい世界に慣れるための準備を」
緊急事態宣言の期限とされる5月6日以降の見通しについて、新型コロナウイルス対策にあたる専門家が、見解を示している
■形態を変える必要が出てくる事業も
日本でも一時的に流行を収束させられたとしても、和田氏は「感染拡大のリスクが高い3密を満たす場所へは行かない」「国内外の長距離移動も当面はできるだけ行かない」といった行動制限は求められるとの見解を示している。
また、3密を満たすような感染リスクの高い場を提供している事業者に対しては、「様々な工夫をするか、事業の形態を変えるかといったことの検討が今から必要です」と呼びかけた。
■夏休み、冬休みも行動制限の可能性
新型コロナウイルスに効果的なワクチンは、まだないのが現状だ。そのため和田氏は「再度の新型コロナの流行に備えて、私たちはいつでもウイルスから身を隠し、自分を守る対応が必要になります」と訴える。
そのため、このゴールデンウィークだけでなく、今年は夏休みや冬休みも、これまでのように旅行へ出かけたりすることは控え、必要最低限の移動に留めなくてはならない可能性もあるという。
■「新しい世界に慣れるための準備を」
長期的な見通しについて、和田氏は「感染拡大が確認されたら、流行のレベルに応じた行動制限を繰り返しながら、医療への負担を最小限にしつつ、ウイルスと共存する道を目指すことになるのではないでしょうか」とコメント。
このnotoの最後では、国民へ向けて「中長期的に厳しい状況が続きますが、前向きに、新しい世界に慣れるための準備をしていきましょう」と呼びかけている。
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(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)