新型コロナ、GW明けの見通しは… 専門家「新しい世界に慣れるための準備を」
緊急事態宣言の期限とされる5月6日以降の見通しについて、新型コロナウイルス対策にあたる専門家が、見解を示している
日本国内でも感染拡大が続いている、新型コロナウイルス。7都府県に対して緊急事態宣言が発令されており、その期間は5月6日までとされている。
こうした中、新型コロナウイルス政府対策本部の専門家会議や、厚労省クラスター対策班などの関係者で組織された専門家有志の会(以下、有志の会)の専門家が、緊急事態宣言期間後の見通しについて、現時点で考えられることをインターネット上で公表し、呼びかけている。
■「戦いが終わるわけではない」
国際医療福祉大学の和田耕治氏は、有志の会の「note」にて「残念ながら、この5月6日という日付を迎えたとしても、コロナとの戦いが終わるわけではありません」と強調。
緊急事態宣言が解除された後も、新型コロナウイルスとの戦いは中長期的につきあう心構えが必要であると説明した。
■都市封鎖解除後の中国では…
世界で最初に厳しい行動制限を市民に求めた中国では、収束の兆しが見えたとして、今月8日におよそ2ヶ月半ぶりに武漢市の都市封鎖を解除している。
和田氏は、収束に向かっているとされる中国でもいまだ一定の行動制限がなされており、こうした措置を続けることで、新たな感染拡大をコントロールできているようだとも説明した。