「祖父の葬式ではなくコロナ最前線へ」 病院職員の決意表明に賞賛の声
亡くなった祖父の葬儀ではなく、多くのコロナ患者で溢れかえる病院に行くことを決意した女性がいる。
大好きな祖父が死去したという知らせを受けた女性が、葬儀参列を断念。新型コロナウイルスに感染した患者のケアにあたることを選び、「おじいちゃんに私を誇りに思ってもらいたい」とインターネットに書き込んだ。
■祖父の死
英国の病院でヘルスケアアシスタントとして働くシャノン・フィナンさん(26)が、父方の祖父を亡くしショックを受けた。
葬儀が執り行われることになったが、シャノンさんは参列を断念。葬儀場ではなく新型コロナウイルス感染者であふれ返る病院に出勤したシャノンさんは、到着するなり防護服を身に着けた。
■「誇りに思って」と書いた女性
シャノンさんは仕事に取りかかる直前に、防護服姿の写真を自身のツイッターに投稿。
「祖父の葬儀が執り行われる日ですが、私は式に参列し、父の手を握ることもできません」「今日も私はコロナ最前線で働くのですから」と書き込み、「父と祖父には、私のことを誇りに思ってほしいのです」と続けた。