入学式・始業式に子供を行かせてよかったのか… 罪悪感を抱く親も
新型コロナウイルスの影響により多くの学校で休校措置がとられるなか、入学式や始業式は通常通り行なう小中学校も。親たちの本音は…。
■「極めて危険」と警鐘
また、港区在住の40代男性は「うちは、今日の午後、学年などをわけて『校庭でやる』と連絡がありました。授業はGW明けまでやらない予定なのに、非常事態宣言が明日にも出されるかもしれないという状況で何百人もの子供たちを学校に集めるのは、極めて危険だと思います」とコメント。
男性の子供が通う学校では、「保護者2名限定」という条件で入学式が行われるが、「大人たちが学校に入ってくるのも感染リスクとして心配です」と複雑な思いを吐露。
区議会議員の知人にも相談し、教育委員会の担当課長にも話を聞いたが、「都の方針に従う」「入学式・始業式の実施を求める保護者もいる」「安全管理は徹底する」と答えが返ってきたとし、「本当に適切な判断が下せているとは思えません」と怒りをあらわにした。
■学校に行かせた親の本音は…
SNS上では入学式、始業式の実施に否定的な声があがっているが、始業式に行かせる判断をした親からは「子供が楽しそうに帰ってきてほっこりとした」「クラス替えに喜んでた」と安堵する声もみられた。
しかし、一方で行かせる決断をしたことに「本当に行かせてよかったのか」「子供が行きたいと言ったから行かせたけど…正解だったのか?」と不安の声もあがっている。
GW明けまで臨時休校するにも関わらず、なぜ入学式や始業式だけ行われたのか。判断に賛否さまざまな声があがっているが、学校に行かせた親も休ませた親も、自身の選択に罪悪感を抱かないでほしい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・二宮 新一)