外出禁止の米国で葬儀に警官が突入し逮捕者も 「新型コロナ感染の恐れ」
新型コロナウイルスの感染拡大に多くの人が不安を抱えるなか、数十人が葬儀会場に集結。警官隊も急行する騒ぎに発展した。
通夜や葬儀に参列した人たちが新型コロナウイルスに感染する例が、複数報告されている。それでも「大切な人を見送りたい」という理由で、ある葬儀会場に多くの人たちが集結。騒ぎを聞きつけ駆け付けた警官隊と衝突し、多くの参列者が逮捕された。
■葬儀に参列した人たち
4月1日のこと、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な米国・ニュージャージー州で、ある人物の葬儀が執り行われた。
事実上の外出禁止令が出されているにもかかわらず、この葬儀には多くの人々が参列。最終的には60~70名が会場に集まり、故人との最後のお別れを惜しんでいたという。
■警官隊と衝突
「多くの人が一ヶ所に集まっている」との連絡を受けた警官隊が、すぐさま会場に急行。感染拡大を防ぐためにも「とにかく間隔をあけなさい」と参列者らに命令したが、多くの参列者は警官隊に激しく抵抗し、なかなか指示に従わなかった。
数名の警官では対処しきれないほどの大騒動となったため、さらに大勢の警官たちが現場に次々と到着。「名前を言いなさい」と指示され偽名で逃げ切ろうとした男も含め、計15名の身柄を確保した。