「新型コロナに感染したので仕事休みます」 診断書偽造の嘘つき男を逮捕
多くの人が新型コロナウイルスの感染拡大におびえる中、「今がチャンスだ」とありえない行動に出た男がいる。
新型コロナウイルスの感染拡大が連日報じられ、職場におけるウイルス感染や拡大防止が大きな課題になっている。この騒動で緊張感が漂う職場で働いていたある男は「有給休暇を取るチャンスが到来した」と考え、とんでもない嘘を思いついた。
■コロナ感染を職場に連絡
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、米国・サウスカロライナ州で暮らすジェフリー・トラヴィス・ロング容疑者(31)は、「この騒動を利用すれば有給休暇を取れるかもしれない」と思いついた。
コールセンターで仕事をしていた容疑者は、「コロナウイルスに感染したことにしよう」「診断書は自分で作成すればいい」と考え、さっそく文書を偽造。病院名も記載し診断書に見せかけた書類をコールセンターに提出し、しばらくのんびり過ごす予定だったという。
■真相が明らかに
「新型コロナ感染者が出た」との知らせを受けた当局は診断書に記載されている病院に連絡をとったが、その病院ではコロナ検査は実施していなかったことが判明。ロング容疑者が病院を訪れた記録もなかったことから、すべては容疑者のでっちあげだとバレてしまった。
診断書の偽造が発覚し3月19日に逮捕された容疑者だが、その一方で職場などでは大変な騒動が起きていたという。