石破茂元幹事長、政府の新型コロナ対応を批判 「中国から早く入国制限すべきだった」
自由民主党の石破茂元幹事長が日本外国特派員協会で記者会見。29日に亡くなった志村けんさんにも話が及んだ。
■五輪延期決定後に感染急増した理由
質疑応答の時間では、海外の記者が「東京五輪の延期決定後に感染者が急増した理由はなぜか?」と質問。
石破氏は、「政府内部にいないのでわからない」とした上で、「そこにいろんな政治的な思惑というものがあるとすれば、それは国民のためにはならないものであって、全ての決定は国民のために行われた、と私は信じたい。」と答えた。
■中国から早く入国制限すべきだった
また、「当事者であればどういう対策をとっていたか?」という質問に対しては、「あくまで今から思えばの話ですが、中国をはじめとして、感染が始まった国からの入国はもっと早く止めるべきであった」と述べ、さっぽろ雪まつりに多くの中国人観光客を受け入れたことを例に出して批判。
さらに「入国制限をもっと早くに行うべきであったし、台湾の情報が日本政府に入っていたはずで、あれほど中国との交流が多い台湾において、大統領選挙の最中でありながら台湾政府が取った迅速な対応を、もっと早くわが国も取り入れておくべきだった」と反省の弁を述べた。
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(取材・文/France10・及川健二)