腕相撲の元世界チャンピオン 元妻の頭蓋骨を叩き割り実刑判決

命は助かったものの、元夫の凶行で大けがを負った女性の心と体は今も癒えていない。

腕相撲チャンピオン
(hurricanehank/istock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

嫉妬に狂った男が怒りを爆発させ、娘の目の前で元妻に襲いかかった。強烈なパンチで顎の骨を粉々にした男は執拗に殴り続け、元妻の心身にひどいダメージを与えたという。


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■DVに悩んでいた女性

ロシア出身のスパルタク・ゾロエフ(34)は、2014年にはアームレスリング世界チャンピオンの座につくほど腕っぷしが強い男だった。

だがそれを悪用し暴力をふるうことがあり、それに悩んだ元妻(28)は過去にも警察に通報して「助けてください」と懇願。しかし当局は女性の顔面に傷やあざがないと確認するなり「暴力行為はなかった」と判断し、ゾロエフを逮捕せず野放しにしたという。

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■頭蓋骨も折れ顎も粉砕

ふたりは娘にも恵まれたが、結婚生活は破綻。

若い元妻にはさっそく恋人ができたがそれを知ったゾロエフは嫉妬に狂い、元妻を裏庭に引きずり出すなり頭部を蹴るという凶行に及んだ。その後に受けたパンチで元妻の顎の骨は粉砕。さらなる暴行を受け頭蓋骨、鎖骨、さらには複数の肋骨も折れてしまった。

搬送先では医師団が女性を救うために尽力し、2時間に及ぶ手術で粉々になった骨を体内から除去したという。

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■男に下された実刑判決