「天国に行かせようと思って…」 母親が息子を4階バルコニーから投げ落とす
育児に疲れ果てた末の犯行か、それとも単なる八つ当たりか。ある母親の凶行に、驚きの声が多くあがっている。
子供を殺害しようとした容疑で身柄を確保された女は、狂ったとみせかけ供述を拒否。だが徐々に事情を話し始め、障害を抱える息子の育児や恋人との喧嘩につき語り始めたという。
■息子を投げ落とした女
3月9日のこと、米国・ミネソタ州で暮らす11歳の少年が、アパート4階のバルコニーから落下した。
その様子をたまたま目撃した人は「少年が自殺を図った」と思い、慌てて通報。現場に急行した警察は、下着姿で口から血を流し倒れている少年を発見し病院に搬送した。その後は少年の家族が住んでいる部屋に向かい母親に事情を聴こうとしたが、母親の様子は普通ではなかったという。
■狂人を演じた可能性も
アパートに入った警官隊は、少年の母親イテイヴィア・ロイド容疑者(33)を発見。
真っ裸で浴槽にいたロイド容疑者は「息子さんに何があったのですか」という問いかけを無視したというが、少年の弟(6)が「ママがお兄ちゃんをバルコニーから落としたんだよ」と語ったことから、ロイド容疑者はその場で逮捕された。
署に連行されたロイド容疑者は目の前の書類をいきなり破く、警官らを怒鳴りつける、さらには服を脱ぎ始めるなどして署員らを驚かせた。