テレビ離れは本当? 10代女性の約半数がここ1年でテレビ視聴時間「減少」か
一昔前までは、誰もが見ている人気テレビ番組が存在したものだが…
2020/03/15 20:00
近年では、テレビの他にもYouTubeや動画配信などの映像コンテンツが多く存在する。ニュースにしても、速報性が高いネットの台頭があり、「テレビ離れ」が進んでいると言われている。そのため、「家にテレビがない」と言う人が身近にいることも多いのではないだろうか。
では実際、世間の人々のテレビ視聴時間に変化はあるのだろうか。
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■テレビ視聴時間は…
そこでしらべぇ編集部は、全国10代~60代の男女1,754名を対象に「ここ1年でテレビを見る時間は変わったか」を調査した。
その結果、テレビを見る時間が増えた人は15.5%、減った人は25.8%、変わらない人は56.7%であった。1年でテレビを見る時間が減った人が3割弱いるのは驚きの結果だ。
■10代女性の半数が「減った」
では、テレビを見る時間が減った人とは、どのような人たちなのだろうか。男女年代別に見てみよう。
もっとも割合が高かったのは男女ともに10代で、女性が50.8%、男性は38.8%であった。若年層の割合が高く、年代があがるごとに割合が低くなっていくのが特徴的だ。
近年、若者の間ではYouTubeが人気となっており、ユーチューバーのファンも多い。また、テレビ番組を放送後に見ることができるサービスも存在するため、CMが多いテレビでの視聴に比べて、自分の見たい時間に停止や早送りもできるネットでの視聴が、若年層の間で人気を集めているのかもしれない。
■時間がないと見れない?
さらに、テレビを見る時間が減った人の割合を職業別に見ていくと…
もっとも割合が高かったのは学生で、41.2%と突出。アルバイトが29.3%、会社経営者が26.9%で続いた。もっとも割合が低かったのは公務員で13.8%であった。男女年代別のグラフで見た際に、若年層の割合が高かったことから、学生やアルバイトの割合が高いのは頷けるだろう。
また、会社経営者などの忙しく時間に余裕がない人は、見たいテレビ番組に合わせて時間を確保するのが難しく、テレビを見る時間が少なくなってしまうのだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国10代~60代の男女1653名 (有効回答数)