新型コロナ自粛で個人事務所アーティストの苦難 椎名林檎が悪役でいいのか

YOSHIKI・林檎・RADWIMPSらの主張を踏まえつつ、大規模イベント自粛の経済産業との兼ね合いを考察。

■新型コロナと経済的リスク

大阪市のライブハウスでは次々と感染者が発覚しており、ライブハウスでクラスター(集団感染)が発生したとみられている。ライブイベントにおけるクラスターの発生が懸念されているのだ。

とはいえ、経済的リスクが国民の命を奪わないとも限らない。経済的リスクと感染リスクは、簡単に比較できるものではないだろう。国家理論上においても国は資本主義のシステムを維持しなければならない。


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■政策支援の可能性

安倍首相の施策も「要請」にとどまるのはこのようなケースを配慮してのことだろう。そもそも国家が民間経済に介入する法的根拠の問題ではあるが、意味合いとしては同列上にある。

以上から、一概に東京事変やライブ中止を決めかねているアーティストを批判することはできない。経済を守る観点からすれば国による「大規模ライブへの支援」は有効だろう。

現状において東京事変がライブツアーの一部中止を発表したことが、それで「めでたしめでたし」となるのかは十分に疑問だと言えるのではないだろうか。

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(文/メディア評論家・宮室 信洋

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