霊柩車が遺体ごと盗まれる 盗難被害を隠した葬儀屋に遺族が憤慨
家族を亡くし悲しみに暮れる中、ある疑念を抱いた遺族。問い詰められた葬儀屋は、ウソをついてはぐらかそうとしたという。
大切な家族を収めた棺が、霊柩車ごと盗まれてしまったとしたら…。とんでもない事件が発生したにもかかわらず、葬儀屋は遺族に真実を伝えるどころか隠そうとしたことがわかり、話題になっている。
■霊柩車盗難事件
米国・カリフォルニア州にある葬儀社所有の霊柩車が、2月に教会の外で盗まれるという事件が発生した。
知らせを受けたパトカーが盗まれた霊柩車を追跡した結果、霊柩車は激しい衝突事故を起こし停車。霊柩車を盗んだ20代の男が逮捕され、棺は別の車に移され葬儀屋に引き渡されたという。
この様子をテレビで見ていたテレーズ・バーチさんは93歳の母親を亡くし葬儀の準備中だったこともあり、「なんて気の毒なのかしら」「私の母の遺体だったら…そう思うだけでつらい」と胸を痛めたという。
■遺体を見て愕然
その後ほどなくして葬儀屋に行ったテレーズさんは、教会からそのまま運ばれたはずの母親の遺体を見て愕然。
「キレイだったはずの服は汚れ、きちんと閉じていた口元も明らかにゆがみ不自然だったのです」というテレーズさんは、ニュース映像に映っていた棺が亡き母のものと酷似していたことを思い出し不安になった。
そこで葬儀屋の男性に話してみたところ、「確かに霊柩車は盗まれましたが、棺の中のご遺体は男性です」「お母さまのご遺体であれば、とっくにお伝えしていますよ」と言われたそうだ。