立憲・枝野幸男代表が会見 「新型コロナ大恐慌で自殺者をなくすため最低生活保障を」
立憲民主党の枝野幸男代表が国会内で定例会見を開き、新型コロナウイルス対策と経済的ダメージへの補償について語った。
■リーマンショック以上の影響も
筆者が、新型コロナウイルスが与える経済的影響と対策について問うと、枝野代表は「政府の責任でこれ以上の感染拡大を防ぎ、早期に収束させていただきたいと期待をしております」と回答。
さらに「政府が成功できなかった場合についてはどの程度、感染が拡大するかによって、深刻な状況、リーマンショックや東日本大震災よりもさらに大きな影響を受けるリスクを抱えている。それだけになんとか政府が阻止していただきたいと思っています」と続けた。
■自殺者を出さない対応を
どういう対応をすべきかについては、感染拡大の規模によっても違ってくるため、「定量的にはなかなか申し上げられないが、定性的に申し上げられること」として、「経済的弱者・生活弱者が大きな影響を早く受ける。現に準備なき一斉休校も弱い立場にある人たちほど影響が出ています。経済対策・景気対策といっても、生活弱者の方々がコロナ感染によって生活が成り立たない」と問題提起。
「コロナウイルスで亡くなる方も最小限にとどめなければいけませんが、間違ってもその影響や経済的理由で命を絶つ方が出ないように努めないといけない。この経済的弱者に優先的・重点的に対応すべき。このことは昨日(4日)、安倍総理にも申し上げました」とした。
4日夜には安倍晋三首相と枝野幸男代表は国会内で会談をし、その場で何点か要請をしたといい、その一つが自殺対策だという。