『シャウエッセン』に勝るコスパのウインナーは日本に存在する? 食べ比べた結果
シャウエッセンを超えるコスパのウインナーは日本に存在するのか?
■PB商品はいまひとつか
お次はイオンの『トップバリュ あらびきポークウインナー』とセブンアンドアイ『パリッと食感のあらびきウインナー』。どちらもプライベートブランドで、シャウエッセンの4分の3ぐらいの価格だった。
トップバリュのウインナーは鶏肉は使っていないものの、ゼラチンや大豆たんぱく、でんぷんなどを使っているせいかやはりシャウエッセンと比べるとジューシー感や肉の旨味、コクに欠ける。
セブンアンドアイのウインナーはでんぷんのみの使用で、かつおエキスをなぜか入れているため少し和風の仕上がり。燻製香が弱くなっている点をかつおの香りで補っているのだろうか?
後から気づいたことだが、イオンもセブンもPBウインナー製造は伊藤ハム。アルトバイエルンよりも値段なりの味だったので、同じメーカーで似たような見た目のウインナーでも、かなりの差があることを思い知らされた。
■本命『肉屋のポークソーセージ』
お次はシャウエッセン代役の本命、肉のハナマサで売っていた『プロ仕様 肉屋のポークソーセージ』。こちらはイオンやセブンのプライベートブランドよりもグラム単価が安く、使っているのは豚肉と豚脂肪のみ。
さらに製造も栃木県が誇るタキザワハムなだけあり、期待もおのずと高まる。これがシャウエッセンを超える、もしくは同等の美味しさならリピート確定だろう。
気になる味だが、イオンとセブンよりは肉のジューシー感があるものの、シャウエッセンやアルトバイエルンで感じた力強い燻製香やコクがもう少し欲しい。
値段と比較するとコストパフォーマンス的には素晴らしいが、シャウエッセンやアルトバイエルンの代用となるかと言われると答えはNOである。
■シャウエッセンは唯一無二の存在
結果としては、シャウエッセンに匹敵するコスパで、味も遜色ないものとしてはアルトバイエルンのみだと感じた。ただ、やはりあのジューシーさを求めるとしたら、やはりシャウエッセンは唯一無二の存在だと思う。
また、他の商品と比較して改めてシャウエッセンやアルトバイエルンの美味しさにも気づくことができた。食べ比べればこの2商品はスーパーで売っている他の一般的なウインナーとは一線を画すのがすぐにわかるはず。ウインナー好きはぜひチェックしてほしい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)