『おはよう日本』理系女子特集に物議 「決めつけが…」「そういうとこ」
『おはよう日本』理系女子を育てるおもちゃ特集が物議を醸した。内容を確認してみた結果…
2020/02/20 13:00
■「決めつけてる」と疑問の声
この内容に対し、ネット上では「決めつけはやめようって言ったあとに決めつけてた」「そういうところじゃないかな?」など疑問の声が相次ぐことに。
また、「そもそも理系女子って言葉が嫌い」「理系に男子も女子もない」と理系女子という言い方に問題を感じる人の姿や、「大学入試で女子ってだけで減点するところから直すべき」など幼児教育の前に大人を教育し直す必要があるとする人の姿も。
■それ以外は意外とまっとう?
もっとも、大学で理系(科学)を学んだ女性の割合がイギリス(45.7%)やアメリカ(40.3%)等に比べて日本(25.2%)がかなり低いことが紹介されたり、プログラミング教室に女の子の生徒が少なく、「男の子は理系、女の子は文系というイメージが保護者にもある」ことが教室の関係者によって語られるなど、取材自体はきちんと行なわれている印象だった。
さらに終盤では男女の差より幼児期の遊びの経験によって興味関心が左右されるという、日本体育大学・稲田結美准教授による研究結果も紹介。「男の子=理系、女の子=文系」が思い込みに過ぎないことが強調されていた。
性別をめぐる問題は難しく、ちょっとした言葉のニュアンスで与えるイメージも変わってしまう。なにげないナレーションに本音があらわれることもあるということか。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)