「乗客を全員ぶっ殺す」 飛行機のドアをこじ開けようとした女に実刑判決
上空でまさかのトラブル発生! 航空会社も「このような酷い事例は初めてです」と述べ、怒りをあらわにしている。
■有罪を認めた女
この状態で飛行の続行は危険と判断し、機長は急遽行き先を変更して戻ることを決定。イギリス空軍の戦闘機2機が急行し、飛行機を誘導するはめになったといい、航空会社は「このトラブルにより日本円にして1,220万円を超える損害が出た」と公表している。
ヘインズ本人はこの日の出来事について「薬を混ぜた酒を飲んでいたため記憶にない」と語っているが「有罪であることは間違いない」と認めたため、裁判の行方に注目が集まった。
■下された判決
ヘインズにこのほど下された判決は、懲役2年の実刑判決。航空会社が被った損害だけでなく、乗客らへの影響も含めて総合的に考えた末の判決だった。
ヘインズ側の弁護士は「酔っていただけではなく、ヘインズは精神的に病んでいたのです」「本人は自分の行動を心から恥じています」と述べて反省していることを猛アピールしたが、実刑は免れなかった。
航空会社は「ヘインズの搭乗は二度と許可しない」と公表し、利用客による搭乗前後の飲酒が招く問題点を見直していることも明かしている。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)