マップアプリのルート案内に従ったら… 凍った川に車が落ちる事故発生
「左に曲がってください」の指示に「えっ、こんな細くて荒い道を行くの?」と疑問に思った経験はないだろうか。
初めて訪れたために土地勘もなく、目的地までの経路もよくわからない。そこで便利なのがカーナビやGoogleマップのルート案内だが、その指示は絶対ではないようだ。
■凍てつく真冬の川に転落
最低気温がマイナス10℃を下回る、真冬の米国・ミネソタ州のミネアポリスで2月8日の午前3時ごろに事故が発生した。
報道によると、別の州からやって来てGoogleマップのルート案内を利用しながら車を運転していた男性が、氷の張るミシシッピ川に転落し、低体温症を起こして病院に搬送された。
■複雑に入り組んだ道路で
当時、男性は訪問先から宿泊先のホテルに戻る最中で、ストーンアーチ・ブリッジという橋に乗り、ミシシッピ川を東方面に渡ろうとしていた。
転落した車から男性を救助したミネアポリス消防局の発表によれば、男性がそれまで走っていたウェストリバー・パークウェイと呼ばれる川沿いの道路は、橋の付近でいきなり複雑に入り組んだ細い道路となり、「ルート案内に従って曲がったら凍てつく川に落ちてしまった」と話しているという。