誘拐された裸の少年を救った男性 犯人を殴り殺し懲役15年の可能性も

「主人の強い正義感、身の潔白を信じています」と妻。禁錮刑には納得できないという。

2020/02/09 09:20

誘拐
(Six_Characters/istock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

もし、男が忌まわしい誘拐犯から未成年者を救ったならば、周りからヒーローと呼ばれるだろう。しかし、法は正当防衛以外の暴力を容認しない。彼の行動は刑事事件として厳しく裁かれようとしている。


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■偶然耳にした子供の泣き声

この事件は、ロシア・バシコルトスタン共和国のウファ市にあるアパートで起きた。ウラジミール・サンキンという33歳の自動車整備士の男が一室から漏れてくる子供の泣き声を偶然耳にしたのが発端だった。

聞き耳を立ててみると、子供は「ここから出して、誰か助けて」と言って泣いている。

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■「裸になれ」と命じていた男

事件性を疑ったサンキンはその部屋の家主と対峙し、泣いている子供を救出すると決意した。部屋の主はウラジミール・ザイツェフという54歳の男で、監禁されていた少年は2名。14歳の少年を斧で脅しながら「裸になれ」と命じていたところだった。

少年たちは、雪遊びで服が濡れ、冷えたためアパートの中に入って休んでいたところに「私のうちで服を乾かしたらいい」とザイツェフに声をかけられ、従ったと説明した。

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