デブとからかわれ続けた20代男 同僚女性の首を絞め殺し、遺体を燃やして逮捕
「ハゲ」「デブ」…こんな心無い言葉に深く傷ついてしまう男性たち。
どんなに親しい間柄でも、言われれば傷ついてしまう嫌いな言葉は誰にでもある。相手が少しでも辛そうな表情を見せたら、二度とそれを繰り返さないと心掛けたいものだ。
■放置された黒焦げ遺体
インドネシア・ジャワ島のバニュワンギ県で1月24日、職場を後にした18歳の女性が同僚の男に首を絞められ、体を燃やされるというむごたらしい事件が起きた。
「会社から帰宅しない」と被害者女性の家族が捜索願を提出し、警察がその後ひと気のないココナッツ農場で人間の遺体を発見。体の75パーセント近くが黒く焼け焦げていたという。
■バイクの2人乗りで職場を後に
司法解剖の結果、その遺体は行方不明になっていた女性のものであることが判明。殺人及び死体遺棄事件として捜査が始まった。
警察は女性がその当日、アリ・ヘリ・サンジャヤという27歳の同僚の男とバイクの2人乗りで職場を後にしていたという事実をつかんだ。サンジャヤは姿を消していたが、同28日に地元のホテルにいたところで身柄を確保されている。
■繰り返された罵り
犯行の動機について、警察には「彼女には長いことデブ、相撲取りなどと呼ばれ、ずっとからかわれていた。何度も繰り返されたことで我慢の限界を超えた」などと供述したサンジャヤ。
「本人が嫌がっているのにからかいをやめない人間に大切なことを教えてやった。人をむやみに怒らせ続けるとどうなるのか、これで学んだだろう」とも話したといい、1週間前から犯行の計画を練っていたことを認めている。
■心無い言葉に傷つく独身男性
地元メディアの報道によれば、サンジャヤの身柄はいまだ拘置所にあり、起訴は免れないとみられている。また裁判で有罪判決が下った場合は死刑を宣告される可能性が高い模様だ。
サンジャヤと被害者の女性は同じ村の出身で、勤務先も同じと長年にわたる知り合いだった。だが、親しいなら好き放題相手をからかって良いということはない。独身男性のサンジャヤにとって体形のことをからかわれるのは最も苦々しく辛いことだったという。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)