がん患者を万引きで収監 「受診の許可を!」と地元政治家が裁判所を批判
進行したがんで治療中だった女が、実刑判決を言い渡された。病気を理由に、刑務所暮らしは免除すべき…?
■当局の言い分
いきなり「悪者」にされた形の当局は、被告について「そもそも前科がある」と批判。副知事についても「裁判所や被害を受けた側を批判するなんて」と皮肉をたっぷり込めた声明を発表した。
また当局によると女にはドラッグ絡みの犯罪、さらには窃盗を含む前科があり、それにノータッチのまま「私がお金を払おう」「刑が重すぎる」と主張した副知事が火に油を注ぐかたちとなってしまった。
■担当弁護士の主張
女を担当する弁護士は、今後について「しっかりとした治療を受けさせるため、自宅監禁にしてほしい」と要求。女の家族も「娘は今ろくなケアを受けていないのです」と話しているが、現時点では何も変わっていない。
世間からは「優しい良い副知事だ」との声と共に、「何度も犯罪を繰り返した女が悪い」などの意見もあがっている。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)