コロナウイルス感染地域でペット5万匹が餓死の危機 飼い主が家に戻れず
渡航禁止措置により、避難先や旅行から戻れなくなったなどの理由で家に戻れず、ペットが餓死の危機にさらされている。
■犬と猫の殺処分が始まる
動物保護団体が救助活動を進める中、いくつかの地方自治体では犬と猫の殺処分が始まっており、餓死に関しても時間との戦いになっている。
1月下旬より1,000匹以上のペットを救ってきたと話すボランティア団体のスタッフは、こうした情報についてメディアの取材に「ひどく胸が痛む」と話す。
■後悔する飼い主も
動物保護団体には連日のように、自宅に残してきたペットを案じる飼い主たちから「助けてあげて」「様子を見に行ってあげて」との依頼が舞い込む。
なお、先日「犬や猫は新型コロナウイルスをまき散らす可能性がある」とデマ情報が出回ったが、世界保健機関(WHO)は、ペットがウイルスに感染する可能性についての証拠はないと確認している。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)