マツコが自身の価値観を反省 「アニメやコスプレを特殊だという見方は古い」

マツコがコスプレイヤーが殺到する旅館と中継。オタク文化の浸透度を肌で感じて価値観を更新する展開へ。

■利用客のコスプレ夫婦を深堀り

元は住居だったスペースを突貫工事で撮影スタジオにした空間もある。そこでは『鬼滅の刃』の冨岡義勇と胡蝶しのぶのコスプレをした夫婦の姿があった。

元々、同じ高校だったが、夫がコスプレに興味があるので、冬の大きなイベントで嫁のコスプレを見に行ったのが出会いだという。

二人でコスプレ合わせで、いろいろな場所にお出かけ撮影をしているうちに恋仲になったそうだ。マツコが「これはコスプレ業界に白い目で見られるかも」と前置きした上で「夜の営みで好きなキャラクターに扮することはあるのか」と問いかける場面があった。

夫婦は「そういう変なことはしてません」と否定。マツコは期待はずれな回答に「なんだぁーなんだぁー」と残念そう。


関連記事:『コミックマーケット97』コスプレイヤー約150人ベストショットまとめ

■マツコがコスプレ業界の浸透に驚き

「年間コスプレ代は40万円から50万円」と知ったマツコが、「産業として成立しているほどなのでは」と察する。想像するよりも多い需要がある事実を感じて「今の日本経済はオタクの人が回してるのよ」と感心するマツコ。

『刀剣乱舞』の鶯丸のコスプレをする女性や、『FGO』のアタランテ・オルタと女性主人公のあわせをする女性たちの話を聞いて、「還暦でスタイルを維持してコスプレをするのは人生として素晴らしい。完全に文化として根差してる」と価値観を更新していくマツコ。


関連記事:令和元年のラストコスプレはやっぱり熱かった コミケ4日目写真レポート

■視聴者はマツコの言葉に喜び

女装文化と似た流れをコスプレ文化から感じ取ったマツコが「アニメとかコスプレとかオタク系のものを特殊なんだって見方は古い。スタンダードなんだって感じで語らないと。テレビってやりがちじゃない。コスプレ旅館が出てきてもおかしくない。変わった人たちが次々と出てくると思っていた自分が浅はかだった。普通の人が普通に楽しむ趣味なんですよ」と自身の感覚を言語化。

この言葉を聞いたコスプレ趣味の人たちから喜びの声ぞくぞく。

良い時代になったね」「元々好きなタレントさんだけどさらに好きになったわ…ありがとうマツコさん」「コスプレはどんどん根付いてて普通になりつつある時代」「オタクにとって救いの名言を放ってて好き」など。

一億総オタク時代の到来を感じる。

・合わせて読みたい→『コミックマーケット97』コスプレイヤー約150人ベストショットまとめ

(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

【Amazonセール情報】ココからチェック!