ドクター中松氏が怪気炎 「箱根駅伝の記録が伸びたのは私のフライングシューズ理論」
発明家のドクター中松氏が記者会見。箱根駅伝で注目を集めたナイキの厚底シューズに言及した。
今年の箱根駅伝は、青山学院大学が2年ぶり5度目の優勝を果たした。その中で注目を集めたのが、多くの選手が履いていたナイキの厚底シューズ『ヴェイパーフライ』だ。
24日、発明家のドクター中松氏が都内で記者会見を開き、「駅伝の記録が伸びた理由はドクター中松のフライングシューズ理論だった」と発表した。
■中松理論を応用?
ヴェイパーフライはミッドソールに航空宇宙産業で使う特殊素材に由来するフォームを採用し、推進力をつけるために反発力のあるスプーン状のカーボンプレートを挟み込むなどの技術が使われているという。
中松氏は冒頭で「箱根駅伝で青山学院含めた大学の記録がずいぶんと伸びた。ドクター中松のフライングシューズ理論をみんなが使ったからです」と述べた。
■1989年に発明
そもそもドクター中松フライングシューズが発明されたきっかけは、「ジョギングが健康に良いと提唱した人が42歳で死んだから」だという。
「ジョギングは体に良くない」という理由について中松氏は、「3のG、つまり地球の重力の三倍の圧力が、足と膝と腰と内蔵と頭脳に圧力がかかる。したがってどんどん体のいろいろな部分が悪くなっていって早く死んでしまう」と解説。
そこで、体にいい走りができる発明をしようとやったのが、ドクター・中松フライングシューズだという。発明したのは1989年だ。
「フライングシューズは靴の底にクッションをもうけることにより、それで先ほどの3Gをそこで吸収すると同時に、そのクッションで前方に体を動かして、早く走れるという理論です」