神父の喉に十字架を突っ込み惨殺 性的虐待の被害者だった10代の男を逮捕

精神的に病んでいた可能性があるこの容疑者。その心の傷は深く、復讐目的で殺害に及んだ可能性が高そうだ。

■容疑者の父も過去に被害

被害者による性的虐待は数十年に及び、なんと容疑者の父親も同被害者による虐待行為を受けた過去があるという。それを知った容疑者の祖父はひどい衝撃を受け自殺したといい、容疑者の父親は「まさにあの神父に家庭をボロボロにされたようなものだ」と語っている。

また容疑者も自殺願望が強く、過去には実際に自らの命を絶とうとしたとのこと。そういう経緯があることから、「この殺人事件は容疑者による復讐だった可能性が高い」と当局はみて捜査を続けている。


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■「記憶にない」という容疑者

身柄は確保されたものの、12月26日まで起訴されなかったこの容疑者。その理由は容疑者が精神的な問題を抱えていたためで、まずは病院で検査や治療を受ける必要があったのだという。

ちなみに取り調べに応じながらも、容疑者は「惨殺した記憶は僕にはない」と語っているという。虐待のせいで精神的に病んだのかなどは不明だが、容疑者がずいぶん苦しんだことは間違いない。

世間からも容疑者に同情する声が噴出しており、「この神父にはまったく同情できない」「虐待の被害者が復讐して裁かれるのはおかしい」というコメントがインターネットに多く書き込まれている。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

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